きむさんのグローバル投資ニュース

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20190108_7

本日の日本株式市場
・続伸展開を想定
・前日の欧米株式上昇が好感されるとみている
・米中貿易協議の進展が印象付けられた点も投資家心理にはプラス
・前日の大幅高もあり、高値では上値が抑えられる可能性も
・あるいは、企業業績への不透明感が株価の重石となる恐れも
 
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2019/01/07-2019/01/08

【主なニュース】

7日 / 19:24 首相、EU離脱の混乱回避議論へ

7日 / 18:08 安倍首相「ダブル選ない」、6年間に2回解散の実績にも言及

8日 / 03:54 欧州当局、銀行にバッファー積み増しを要請すべき=ECB副総裁

8日 / 01:44 米大統領、シリア撤退に変更なし 軍の安全確保が優先=報道官

8日 3:54   クレジット市場の投資家、スプレッドの大幅拡大に今も身構え-Bloomberg

8日 2:00   消費税増税時のポイント還元に除外品目 金券や切手-日経

8日 / 00:03 12月の米ISM非製造業景気指数は59.9(予想:64.0)、前月は65.2

8日00:57   北朝鮮要人が訪中か=「列車が国境通過」-韓国通信社-時事通信

米中関係

8日 / 03:24 中国、米大豆18万トン買い付け 過去1カ月で3回目の大規模購入

8日 / 01:39 米中通商交渉、当座の問題は妥結可能 構造問題は困難=商務長官

8日 3:04   ロス商務長官、米中通商合意に楽観的-中国も摩擦解消に積極姿勢-Bloomberg

7日 20:01  米中通商協議に中国の劉副首相が出席、習氏の経済ブレーン-関係者-Bloomberg

7日21:50   中国の黒字削減策など議論か=米中次官級協議始まる-時事通信

 

Brexit

7日 / 16:13 英首相、EU離脱協定案を15日に議会採決─政府筋=BBC

8日 / 01:39 英金融界、離脱控え1兆ドル近い資産が英国からEUに移管=EY

8日 / 01:19 英首相、北アイルランド巡りEUに追加提案へ 議会の役割拡大も

7日         ブレグジット協定、否決なら「未知の領域」に メイ英首相が警告-BBC

7日 3:55   メイ英首相、離脱案採決「必ずやる」 EUと協議続行-日経

 

米連銀総裁発言

8日 / 03:49 今年の利上げ回数は1回、世界経済減速などで=アトランタ連銀総裁

米国政府機関閉鎖

8日 4:02   トランプ氏、10日に対メキシコ国境訪問へ-壁費用巡る政府閉鎖は続く-Bloomberg

8日 / 03:34 トランプ米大統領、10日にメキシコ国境訪問へ=ホワイトハウス

8日 5:28   トランプ氏、8日に国民向け演説 「国境の壁」建設-日経

 

 

8日 / 01:39 米中通商交渉、当座の問題は妥結可能 構造問題は困難=商務長官

ロス米商務長官は7日、CNBCとのインタビューで米中通商交渉について、当座の問題では妥当な合意が得られそうだが、貿易を巡る構造問題や順守に関する問題の解決は一層困難との認識を示した北京で開かれている次官級協議については、交渉を通じた両国の通商問題の解決が可能かどうかを判断する材料になるとした。ロス長官は「中国や米国の受け入れが可能な、妥当な合意を得る可能性は非常に高いと思う。それは当座の通商(問題)であって、これがおそらく最も楽に解決できるだろう」と語った。

 

 

7日21:50   中国の黒字削減策など議論か=米中次官級協議始まる-時事通信

米中両政府による次官級の貿易協議が7日、北京で始まった。先月の米中首脳会談後、初めて開かれた今回の会合では、中国の対米貿易黒字の削減策などが議論されたもようだ。双方が互いの提案内容を見極めた上で、3月1日の期限までの合意に向け、交渉を前進させられるかが焦点だ。米通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表率いる米代表団には財務、農務、エネルギー各省の幹部が同行。中国が確約している巨額の対米黒字削減に向け、米国産農産物やエネルギー資源の輸入拡大の具体的な時期や規模などを詰めたとみられる

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)によると、会合では劉鶴中国副首相が米代表団を出迎え。協議には参加しなかったものの、対米交渉を重視する中国の姿勢を印象付けた

 

7日 20:01  米中通商協議に中国の劉副首相が出席、習氏の経済ブレーン-関係者-Bloomberg

米中貿易摩擦の解消を目指して7日から始まった両国の通商協議に中国の劉鶴副首相が出席していたことが、事情に詳しい関係者の情報で明らかになったブルームバーグが写真で確認した。中国側は先に、会合出席者は商務省の次官級当局者が中心になるとしていた。劉副首相は習近平国家主席の経済ブレーンとして知られている。劉氏の出席していた時間や協議内容は分かっていない。同氏の会合出席について商務省にファクスでコメントを求めたが返答は得られていない。事情に詳しい関係者1人が先週述べたところによると、劉氏はライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と月内に会談する予定だ。今回の通商協議の参加者は次官級が中心とされているが、劉氏が商務省内で行われた会合に出席したことは、中国がこの協議を重要視していることを示唆する

 

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<日本株式市場>

日経平均は3営業日ぶりに大幅反発し、前週末比477円高の20,038円。先週末の米株市場が大幅高となった流れを引き継いだ。米12月雇用統計の改善を好感したほか、パウエルFRB連邦準備制度理事会)議長が金融政策を柔軟に調整する姿勢を表明し、金融引き締めへの過度な懸念が和らいだ。ただし、日経平均は寄り付き後まもなく700円超まで上げ幅を拡大したものの、買い一巡後は膠着した。世界景気や企業業績への先行き懸念は依然として残っており、慎重な投資家は多かったとみられる。東証1部の売買代金は2.4兆円となった。

<ロンドン株式市場>

反落して取引を終えた。米中通商協議が始まったことで一時的に市場心理が好転したものの、英国の欧州連合(EU)離脱や世界経済に対する悲観的な見方が相場の重しとなった。米中両政府はこの日、北京で通商協議を始めた。中国の外務省は通商問題を解決するために「誠意を持って」米国と協議する意向だと述べた。ロンドン株式市場は上昇して始まったものの、終盤にかけてマイナス圏に沈んだ。ドル安に伴い製薬のアストラゼネカや日用品のレキット・ベンキーザー、同ユニリーバなど海外で収益を上げる銘柄が値を下げた。たばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とインペリアル・ブランズは4.2%と5.0%それぞれ下落した。証券会社コーウェンが、電子タバコを使用する若者が増えているとして、両社の投資判断を引き下げたことが嫌気された。欧州委員会は7日、メイ英首相がEUと合意した離脱案について再交渉しない意向を

改めて示した。同日公表された英世論調査によると、メイ氏の離脱案に対する支持は最低水準となった。

  こうした中、中型株で構成するFTSE250種は1.01%上昇し、3週間半ぶりの高値を付けた。上半期利益が増えるとの見通しを示した家具・インテリア小売りのダネルムが15.4%高と、10年近くぶりの大幅な伸びとなり、全体を押し上げた。

 <欧州株式市場>

まちまちで取引を終えた。前週末に大幅反発した後、この日は再び低迷した。ユーロ圏経済や英国のEU離脱、米国の政府閉鎖に対する不安が相場の重しとなった。前週末は好調な米雇用統計や、米連邦準備理事会(FRB)議長によるハト派的な発言が買い材料だった。米中貿易摩擦緩和への期待も相場の押し上げ要因となり、STOXX欧州600種指数は2016年6月以来の大幅な伸びとなっていた。前週末に買い込まれた銘柄がこの日、反落し、ヘルスケア指数と食品・飲料指数は0.81%と1.10%それぞれ低下した。ドル安によって海外収益が多い銘柄が売られたことも両指数の重しだった。一方、通商政策に左右されやすい部門は値を上げた。資源株指数は1.00%、テクノロジー株指数は1.50%上昇した。

 

<米国株式市場>

主要3指数は上昇。米中の次官級の貿易協議が7日から2日間にわたって実施されており、協議進展により貿易摩擦が避けられるとの期待感が株価を支えた。バイオ株が上昇し、NASDAQの上げが目立った。製薬のイーライ・リリーが約80億ドルで買収すると発表したバイオ製薬のロクソ・オンコロジーが急騰。業界再編期待が高まった。ISM非製造業景況感指数が予想よりも悪化しなかったことも買い安心感につながったとみられる。NY外為市場では株式相場の上げ幅拡大に連れてリスク選好の動きが継続。ドル円は108円後半まで円安進行し、高値を試す展開。心理的節目の109円00銭や一目均衡表の基準線水準の109円36銭も視野に入る。